DTMに必要なもの
「パソコン」と「作曲ソフト」
とりあえずはこの2つで始めることが可能。「作曲ソフト」とはこの場合シーケンサー(Music Sequencer)と言われる、演奏データを再生することで自動演奏を行うことを目的とした装置、およびソフトウェアのことを指す。
音源モジュールもしくはソフトウェア音源
音源モジュールは複数の音色を同時に再生可能なマルチティンバーのもので、一般的な楽器音が揃っているタイプが望ましい。条件に当てはまる音源として後述のGM対応の音源モジュールが挙げられる。2000年代前半頃までは、パソコンでの処理速度や操作性を考慮すると音源モジュールは必須であると考えられていたが、現在ではパソコンの性能向上に伴い、ソフトウェア音源のみで処理することもできるようになった。現在でもなお音源モジュールと併用されることも多い。
代表的なシーケンスソフト
ACID
フレーズを録音したものなどオーディオデータを組み合わせて音楽を作るループベースのシーケンスソフト。オーディオデータはテンポとピッチを無関係に変更可能なAcidizeWavを使用する。
Cubase
ヤマハ傘下、ドイツのスタインバーグ製ソフト。古くはループによるノンストップ編集、オーディオ時代ではVSTなど、現在のシーケンスソフトの基本を作った歴史を持つ。
Digital Performer
アメリカのMOTU(Mark of the Unicorn )社のソフト。シーケンスソフトの中では最も古い部類の一つであるPerformerにオーディオ機能を統合した進化形。多彩な自社製ハードウェアと組み合わせることで快適な環境が構築できるほか、洗練された操作性が長所。
FL Studio
ステップシーケンサーを中心としたデジタルオーディオワークステーション(DAW)ソフト。クラブ/ダンスミュージック制作に適する。
Ableton Live
ドイツのAbleton社製。ライブにおける柔軟性、再生しながらのリアルタイム編集などで他ソフトと一線を画す。
Logic Pro、Logic Express
アップル傘下のemagic社のソフト。MIDIやオーディオの信号の流れを複雑にルーティングできる等、多彩な機能が特徴。最近では分散処理技術を導入しオーディオ以外の分野からも注目を集める。元々はNotatorという楽譜作成ソフトであった。
Project5
Cakewalk社のソフトウェア。Acid互換のサンプルループと、DXi,VSTi互換のソフトシンセサイザー、エフェクター、自分で入力したオーディオトラックの3種類を組み合わせて、容易にダンストラックが作成できる。日本ではローランド社が発売。
ProTools
Digidesign社のDAWシステム。専用のハードウェアを必要とし高価だった為、長らくプロフェッショナル向けであったが、近年コンシューマ向けのProTools LEが登場している。業務用レコーディングシステムとしては事実上標準システムの地位を築いているが、MIDIなど作曲するための機能に乏しいため"シーケンサ"の標準とはなり得ていない。
Reason
スウェーデンのPropellerhead社のソフト。音源部分の見た目が実際の同種の機器に酷似している(ラックを模した画面で、機器同士をつないでいるケーブルがラックの裏側を表示するときに揺れたり、一部の機器をラックに固定しているネジを緩めることができたり、簡単なメモを書いたテープを機器に貼ることができたりする)のが大きな特徴。操作方法も、実際の同種の機器に親しんだ者なら基本的な操作の見当がつく程度に似せてある。同社提唱のReWire技術対応のシーケンサーソフトから制御する音源ユニットとして用いることも出来る。
SOL / SOL2
XGworksの流れを引き継ぐが、譜面入力やコントロールチェンジの入力ではXGworksに劣ると言われる。XG音源だけでなく、ヤマハ・MOTIFシリーズ等他のシンセサイザーにも対応可能。PC上での録音やその録音したデータの編集がXGworkよりも高機能である。機能削減版としてSQ01(デジタルミキサーなどにバンドル)やXGworks STがある。
SONAR
CakeWalkの流れを引き継ぐ米製ソフト。Windows用。国内ではローランドが代理店となり日本語化やサポートを行っているため、ミュージ郎の後継シリーズに引き続き廉価版がバンドルされている。